実際のコースによるフライト
札幌(丘珠)ー函館
1.はじめに
ア) 札幌(丘珠)−函館間の就航はエアーニッポン(ANAグループ)のプロペラ機DHC8−Q300であるが、ここでは
SKY MARK AIRLINESのB737−800の機材を使用しました。
機材のペイントは sugiyasu氏の「EXE] Exhibition Entrance を使用しました。
イ) シーナリーは札幌付近および函館付近はFSXデフォルトのシーナリーを使用し、山間部は 「Japan Satellite
Image Sceneryの北海道for FSX」 を購入したものを使用しました。
2.フライトプランの作成
ア) FSXを起動する。
イ) 札幌・函館間の実際のフライトコースを作成するためにはAeroSim社の「Flight Plan for FSX北海道・東北」
が必要です (ダウンロード版有料)
ウ) フライトコースの作成方法は製品マニュアルに詳しく記載されています。
エ) ルートの確認
. フライトコースの作成がフライトプランナーの画面が 「1 出発地の選択」が「Sapporo], [2 行き先、の選択」が
「Hakodate」 になっていることを確認します。
. 次いで「ナビログ(N)」をクリックすると「Microsoft Flight Simulatorフライトプラン」が表示します。表にはウ
エイポイント、高度、針路、速度、時間が記載されています。この表をプリントアウトしておき、フライトの参考にしま
す。
. フライト画面になりましたらナビゲーションディスプレイやGPSを表示させフライトルートが表示されていることを確
認します。
オ) 機 材
ここでは B−737−800 (SKY MARK AIRLINES)を選択します。
カ) フライトの保存
FSX起動画面で「フライト」→「フライトの保存」→タイトルに「札幌・函館GPS」と入力→「OK
3.フライト
ア) GPSにより設定にしたフライトコースを自動的に辿りますが、離陸と着陸を手動で行い、速度、高度その他の設定も
手動で行います。
イ) フライト高度はフライトプランから12,000ft とします。
4.札幌ー函館間のフライト動画
動 画
|
1) フライトルート図 |
|
|
|
|
|
|
札幌空港付近
|
函館空港付近
|
|
札幌ー函館ナビログの一部を表示
|
2) フライト
(ア) 初期設定
・ ALT (高度保持) 10,000 ft
・ IAS (速度保持) 180 kt
・ NAV1に函館空港のILS 109.30 MHz
・ NAV2に函館空港のVOR 112.30 MHz
・ HDG 116 度
・ FLAPS 5 度
・ 燃 料 30 %
・ AutBrake RTO
・ 着陸灯 ON
・ 計器盤上にGPSウインドウを表示しておく
|
初期設定
コクピットは3Dにすると見にくいので
2Dにしてあります
|
|
|
(イ)離 陸
・ブレーキを作動させたまま、スロットルをN1の約40%
まで開き、 エンジンが安定したらブレーキをはずし、離
陸推力(N1の100%以下)になるまで開き滑走する。
・オートスラスト・スイッチ(A/T)ON
・速度が143kt に達したら操縦かんをスムースに引き、
機首を水平線から10度上げる。
・上昇率がプラスになったらギア(着陸装置)を格納する
・高度500ft に達したら左旋回し、自動操縦装置(APス
イッチ)をON、速度保持(IAS)、高度保持(ALT)を
ON
・APスイッチONの状態でNAVをONにし、NAV/GPS
スイッチをGPSに切り替える。
(GPSの作動によりフライトプラン通りにフライトできま
す)
・高度1,000ft でフラップを5度から1度にする。高度
3,000ft でフラップを完全に引き上げる。
(ウ)上昇・旋回
・高度3,000ft を超えても速度を180kt を維持する。
(本フライトでは、速度が大きいとコースを大きくはみ
出してしまう)
(高度3,000〜10,000ftでは速度を250kt 以下と
いう規則がある)
・ウエイポイント7(WP7)までは高度10,000ft 、速度を
180kt を維持する。
|
離陸・上昇・GPS作動
|
|
|
(エ) 巡 航
・WP7を通過し、機体が水平飛行になったら高度12,000
ft, 速度250ktに加速する。
・GPSによる巡航が続くので機長席から外の景色を堪能
してください。
・函館空港のVORまで高度12,000ft、 速度250kt を
維持する。
|
巡 航
|
|
|
(オ)降下開始
・函館空港のVOR(HWE)を高度12,000ft、速度
250kt で通過する と自動的に大きく右旋回するの
で、高度7,000ft、速度200kt に設定する。
|
(カ)降下右旋回
・針路274度で約1分ほどすると右旋回始めるので高度
2,000ft、速度 180ktに設定し、フラップを5度下げる。
・速度が十分落ちない場合は、スピードブレーキ(/キー)
で減速する。
|
|
|
(キ) 着陸態勢
・右旋回が終わると函館空港が真正面に見える。
速度140ktに設定し、フラップを30度に下げる。
・グライドスロープをインターセプトする前に体勢を整え
十分に速度を落 としておく。
・ NAV1に函館空港のILS 109.30 MHzがONになっ
ていることを確認。
. ・NAV/GPSスイッチをNAVに切り替える。
APPスイッチON
(GPSによるフライトはここまでで後は通常の操縦と
なる)
・高度約2,000ftでグライドスロープに乗り、降下が始
まるので着陸装置 を出す。
(降下が始まるとAPスイッチが消灯する)
(高度2,500ft、3,000ftでは高度が高すぎてグライ
ドスロープに乗れない)
・降下開始地点にきたらオートスラスト(A/T)を解除
し出力を下げる。
・フラップ30度に設定し、出力を調整しながら降下して
いく。
(降下するには減速し、機首は下げない)
出力をN1の約55〜60%になるようにすると滑走路
へ適切な降下角度で速度を維持することができる。
・スピードブレーキレバーをARMの位置にあることを確
認する。
|
着陸態勢
|
|
|
(ク) 着 陸
・滑走路端を速度135ktで通過したら機首を3度上げ
てフレアをかける。
・スラストレバーをアイドルに戻し、主輪から着地する。
・スピードブレーキ・レバーを作動させ、スポイラーを立
てる。(/キー)
・前輪が着地したら逆噴射をかける。(F2キー)
・速度が60ktになったら逆噴射を止め(F1キー)、ブレ
ーキをかける
|
着 陸
|
3) GPS装置
GPS装置は、
ア)自分の現在位置を調べる、
イ)目的地がどこに位置しているかを調べる、
ウ)現在位置から目的地に到達する方法を調べる、
エ)地形を画像として表示する、
オ)計器飛行方式を実行する、
カ)空港、インターセクション、NDB、VORについての情報を検索する、
キ)VFRまたはIFRフライトプランどおりに飛行する等の機能がある。
GPSの表示
|
北が上になる |
地形の画像 |
マップの縮尺調整 |
・メイン計器盤のGPS表示
マークをクリックする。
またはFSX起動画面でツ
ールの「表示」−「計器パ
ネル」−「GPS]をクリック
するとGPS画面が表示さ
れる
|
・小さい方のつまみをクリッ
クすると北が上になる
|
・TERRボタンをクリックす
ると地形の画像が表示さ
れる。もう一度クリックする
と左の画面に戻る
|
・RNGボタンの▽をクリック
すると画像が拡大する
△をクリックすると縮小す
る
|
5.スクリーンショット
機長席から見た眺め (左に支笏湖、右に羊蹄山)
支笏湖
洞爺湖と羊蹄山
駒ケ岳と大沼
函館市とその周辺
|