コクピットの製作
 
    コクピットを作るきっかけとなったのは、FS2000やFS2004で楽しんでいたころ、大画面でFSを楽しむことができたらと
   思うようになり、いろいろと情報を集めていたところFSセンター(当時御徒町にあった)やTED WINGS CLUB(当時銀座にあ
   った)があることがわかり、さっそく見学に行ったところ大画面で本物志向の設備に感動し、自宅にこんな設備があったらい
   いなと思ったが、所詮は無理な話。その後、1台のパソコンで4画面表示できるパノラマ大画面システム(3画面パノラマ風
   景+計器画面)を販売していることがわかり、すぐに購入した。
    このパノラマシステムの購入を機にコクピットを作ってみたいと思った。本当に飛行機を操縦している気分を味わいたい、
   大空を飛んでいる気分を味わいたい、そう思ってのスタートだった。だが、コクピットの実物を見たこともないし資料もなく果
   たして作れるのかな?そんな疑問を抱きながら製作にかかった。。
 
 正面計器パネルとグレアシールドの製作
 
 1 正面計器パネルの製作  
    (Boeing 777)

 1) Cockpit Panel Poster をスキャナーで適当な大きさに
   拡大印刷したものをつなぎ合わせた  










 
 
 

  
 2) ・ベニア板(厚さ 5.5mm)を正面計器パネルの大きさ
    に切断し、計器部分を糸ノコでくりぬいた 
    ・印刷した計器パネルを張り合わせた

  







 

 
 2.グレアシールドの製作    

  ・正面計器パネルと同様にしてベニア板を貼り合せた
  ・スイッチやつまみも取り付けた





 




   
  3.照明の取り付け

  1)正面計器パネル
   夜間飛行時に臨場感を味わうため、各計器に裏から照明
   が当たるように長さ90cmの蛍光灯を取り付けた
   スイッチは正面パネルでON-OFFできるようにした







 
 2)グレアシールド    
  ・グレアシールドの計器盤に照明が当たるように長
   さ60cmの蛍光灯を取り付けた
   蛍光灯の左側(後ろ側)にはアルミホイールを貼
   って反射板とした
   また、底の部分には正面計器パネルを照明する
   ためのスリットを設けた(写真では見えない)
  ・スイッチは正面パネルでON-OFFができるようにし
   た







   
  4 正面計器パネルとグレアシールドとの合体
     
  ・正面計器パネルとグレアシールドは別々に製作して
   合体させた
  ・この時点でのPFD, ND、EICASなどは厚手の紙に印
   刷したものである
    (厚手の紙では照明がきれいにならず後で透明フ
    ィルムラベルに印刷し改良した)








 5 計器ディスプレイの挿入    

  ・15インチディスプレイを正面計器パネルのPFD, 
   NDの部分に格納した
   このディスプレイは計器盤表示に使用するディ
   スプレイが3分の1隠れるが操縦に支障ない
  ・ディスプレイを格納するために一時的にグレア
   シールドを取り外した












   
  6 FMCマスタースイッチ類のパネルの製作

  ・前面ベニア板の状態になっている部分が
   FMCマスタースイッチ類の部分である
  ・パネルの色が日焼けして色あせてきた
    (茶色がピンク色になってきた))










  

 7 パネル塗装のやり直しとセンター    
     ペデスタルの製作

  ・再度Cockpit Panel Posterを印刷して貼り合せた
   このため正面計器パネルとグレアシールドの分解
   組み立てに2日間を費やした
  ・色あせ防止として透明ニスを塗布した
  ・正面計器パネルは約10度の傾斜で設置し た
   (実物はもう少し傾斜しているようだ)
  ・グレアシールドの袖は部屋の大きさに合わせて
   少し短くした
  ・センターペデスタルの枠組の製作に取りかかっ
   た






    
  ・グレアシールドと正面計器パネル との取り合い部
   分の仕上がり状況











 8 Cockpitのパネルポスター    
  (Boeing 777)
                     
  ・ 製作の設計図となったパネルポスター3枚一組と
   なっている  1枚43.2×91.4cm
   左から正面計器パネル,センターペデスタル、オー
   バーヘッドパネル