香港啓徳空港の最難関コースにチャレンジ 

   
フライトコース

   1.フライトコースについて
      ア) フライトコースは香港啓徳空港滑走路13を離陸した後、右旋回しCheung Chau・VORの上空を通過し,
        Sha Lo Wan・NDBを通過後、I LSに乗って降下し香港カーブを経由して啓徳空港に着陸するルートである。
    
      イ) 空港の滑走路13への着陸進入は、北側に山があるため滑走路に対し真っ直ぐに降りられないという地形上の制
        約がある。そのため西側から東に向かって進入し、市街地の直上を大きく右旋回し地上に見える進入路指示灯の
        誘導に従い着陸するという最難関の着陸コースである。
        この空港は、1998年7月新空港が開港して香港の空の玄関としての使命を終えている。

      ウ) 滑走路13への最終進入態勢である香港カーブは、パイロットの技量が問われ着陸に失敗してゴーアラウンドした
        り、尻もち着陸したり、エンジンを地面に接触したり、オーバーランして滑走路先の海中に突っ込んだりしたトラブル
        が実際には多かったようだ。幸いにも市街地に突っ込んだというような大事故はなかったようである。
        パソコンでは失敗して機体を壊しても弁償する必要はないし、死んだり怪我したりしないので思い切りチャレンジして
        みてください。


     
 エ) 香港カーブは西側から東に向かって誘導電波 I LSに乗って進入し、空港から約5マイルに設定されたミドルマーカ
        ーを通過後、自動操縦を解除し、手動で右へ急旋回して誘導灯に沿うようにして着陸を行うコースである。

     2.アドオンソフト
        ・ シーナリーは 「Hong Kong」 FSX&FS2004 (aerosoft)
        ・ 機材は 「世界のエアライン」 FSX対応 (オーバーランド)
   
    3.機 材
       Airbus A340-300 (チャイナ エアライン) を使用

    4.香港カーブのフライト動画
   (1)フライトシーン
 (2)着陸シーン
 
                      ・ 離陸、巡航、着陸まで
 のフライトシーン



・ 固定スポット
・ タワー視点
・ 滑走路上固定視点

 
 
   感想:  香港カーブのフライトは非常にむずかしかった。満足する録画を撮るのに数十回も失敗した。
        途中で投げ出したい位であった。カーブ区間が思うようにフライトできなかったり、着陸に失敗して芝生をダメに
        したり、海に落ちたり散々な目にあった。パソコンも疲れたのかうまく着陸してもスポイラーや逆噴射が作動しな
        くなったり、途中でハングアップしてしまいプログラムを再起動したりのトラブルも起こった。録画を撮るだけで数
        日費やしてしまった。上記録画は決して満足のいくものではなく、妥協したという感じのものである。
        皆さんも是非この超難関の香港カーブにチャレンジしてみたらいかがでしょうか。


    5.フライト
        ・自動操縦によるフライト
        ・香港カーブは手動操縦
       ・フライト高度は5,000ft とする。
       ・操縦方法については、素人の一個人がシミュレーター上で楽しんでいる方法であることをご承知おきください。

       1) フライトルート図

   
  Google Earthより   
 







     

   2) フライト                                    画像をクリックすると拡大します
  (ア) 初期設定
   ・ ALT  (高度保持)          5,000 ft
   ・ IAS   (速度保持)            250 kt
   ・ NAV 1 (CHEUNG CHAU・ VOR)   112.3 MHZ
   ・ ADF  (SHA LO WAN・NDB)      268 KHz
   ・ COURSE                   270 度
   ・ FLAPS                     5 度
   ・ 燃  料                    30 % 
   ・ AutBrake                 RTO
   ・ 着陸灯                   ON 
   ・ 計器盤上にGPSウインドウを表示しておく 
     
   

   さぁ これで準備OK!  あなたは啓徳空港13
   滑走路にいます




                 初期設定
   
  (イ)離陸・上昇・旋回
    ・ ブレーキを作動させたまま、スロットルをN1の約40
     %まで開き、 エンジンが左右安定したらブレーキを
     はずし、離陸推力(N1の95%)になるまで開き、滑
     走する。
    ・ オートスロットルスイッチ(A/T)ON
     ・ 速度が160kt に達したら操縦桿をスムースに引き
     機首を水平線から10度上げる。
     ・上昇率がプラスになったらギア(着陸装置)を格納
     する。 
    ・ 空港のミドルマーカーが計器盤上で黄色で点滅した
     ら、バンク角20度で右旋回し、VOR2指針が真上
     にくるまで旋回する。
   ・ 高度1,000ft でフラップを5度から1度にする。
    ・ 針路270に達し、水平飛行になったら
      自動操縦装置(AP)スイッチ   ON 
      高度保持(ALT)スイッチ     ON
      速度保持(IAS/MACH)スイッチ  ON
     (自動的に設定された速度、高度に保持される)
     ・APスイッチONの状態で NAVスイッチON
    ・高度3,000ft を超えたらフラップを完全に引き上
     げる。
              離陸・上昇・旋回 
 
   
  (ウ) 巡 航
    ・ VOR2指針が真上の状態で針路維持する。
    (針路270度)

 (エ)CHEUNG CHAU・VOR通過 
    ・ VOR上空を通過したらHDGスイッチ(針路270度)ON



 
   
  (オ)右旋回開始 
     ・ GOLFインターセクションを通過したらHDGを270→
    →360→45度の方向で右旋回する・
     ・ 速度 220kt 、高度3,000ftに設定する。

 (カ) I LSインターセプト準備 
   ・ SHA LO WAN・NDB通過前に
     NAV1  111.90MHz
     CRS    088  度
     速度     200  kt
      フラップ     1  度

 
   
  (キ) I LSインターセプト  
     ・ グライドスロープが下がり始めたら
     APRスイッチON
     フラップ 20度
      速度  170kt
  (ク)降下開始 
     ・ グライドスロープが中央にくると降下が始まる
     ギアダウン
     フラップ 30度 
     速度  150kt
   
  (ケ) 香港カーブ
     ・ 空港から5MNでアウターマーカーの青いランプが計器
    盤上に点滅した後、旋回地点を示す黄色のミドルマーカ
    ーが点滅する。
    ・ 自動操縦を解除(Zキー)し誘導灯の少し手前から右旋
    回する。
   ・ オートスロットルスイッチをOFFにする。
   ・ 着陸灯のスイッチONにする。
   ・ 右旋回中は高度が急に下がるのでエレベータトリムを少
     し上げておく。  
   ・ スロットルを上げ気味にしておく。
   ・ 右旋回角度は10度位にし、ラダーペダルで少し外カーブ
    でフライトする。

 (コ) 着 陸   
     ・ 滑走路端を真正面にとらえたら速度130ktでスラストレ
     バーを絞る。
   ・ 滑走路端にきたらスラストレバーをアイドルに戻し、機首
     を3度上げ姿勢にし主輪から着地する。
   ・ スピードブレーキ・レバーを作動させる・(/キー)
   ・ 前輪が着地したら逆噴射をかける。  (F2キー)
   ・ 速度が60ktになったら逆噴射を止め(F1キー)、ブレ
    ーキをかける



 


   6.スクリーンショット
  
 旧啓徳空港
 
  
香港を望む 
 
 
                                    香港国際空港(新) 
 
 
香港カーブ始点
 
  
香港カーブ(1)
 
  
香港カーブ (2)
 
  
 着陸寸前