フライトシミュレータとは

 (1) フライトシミュレータ  
  
フライトシミュレータはマイクロソフト社の「Flight Simulator2004」または「Flight SimulatorX」というソフトを使用
  して、各種の飛行機で国内はもちろん世界の国々まで飛ばしてパイロット気分になって楽しむものである。自分
  で作成したフライトプランをコースどおりに離陸、上昇、旋回、巡航、降下そして着陸というプロセスを無事にこな
  せれば非常に感動が湧くものである。この感動がたまらないので、つい夢中になってしまいがちである。このフ
  ライトシミュレータはボーイング社やエアーバス社等の大型旅客機、自家用ジェット機、双発プロペラ機、セスナ
  機、ヘリコプター等も操縦できるのである。空港は国内のほとんどの空港と、世界の主要空港に離着陸できる。
  このように好きな航空機で好きな空港から好きな場所へフライトできるのである。
  憧れのパイロットになれなくてもバーチャルの世界では立派なパイロットになれます。このホームページを見てひ
  とりでも多くのフライトシミュレータ愛好家が増えるきっかけとなれば幸いである。

  
     羽田空港34R滑走路を離陸するジャンボ機 レインボーブリッジと富士山
 
 (2)航空機             
   最初はセスナ機でフライトしてみましょう。セスナ機は世界でもっとも普及している小型飛行機で、訓練機として
  多く使われており、信頼性と操縦のしやすさには定評があり、基本的な操縦の仕方を学ぶのに適した飛行機であ
  る。 
   次にリアジェット45を操縦してみましょう。この飛行機はビジネスジェット機で主翼端にウイングレットを装備して
  おり優れた飛行性と高い経済性をもつ飛行機である。この航空機は小型ながら馬力がある。富士山周辺の景色
  や函館周辺の美しい景色を見ながら空中散歩するのに最適である。
  セスナ機およびリアジェット45の操縦に慣れたら大型旅客機を操縦してみましょう。ものには順序があるようにい
  きなり大型旅客機の操縦をしたいといってもそれは無理。バーチャルの世界でも同じことです。
  私が好きな航空機は大型旅客機である。ボーイング777ー300型機はトリプルセブンとも呼ばれ航続距離が長く
  燃料効率も良く、最大550席の乗客を乗せることのできる双発ジェット旅客機である。コクピットの計器の表示画
  面は液晶パネルが採用されており自動操縦のコンピュータも最新型である。
  ジャンボの愛称で親しまれている747−400型機は現在就航している旅客機の中で最も大きな旅客機であった
  が、近年エアーバス社のA380にその座を明け渡すことになった。B747-400は翼の先端にウイングレットを装備し、
  燃料効率の良い最新型エンジンも装備され最長の航続距離をもつ機体である。
  私が最初に挑戦したのは737型機である。双発ジェットエンジンをもつ中距離用で操縦性の良い旅客機である。 
  次に777型機の操縦は737型機と基本的に同じ操縦方法である。ジャンボ機は777型機とコックピットも似ている
  し操縦方法も同じである。

    レインボーブリッジ付近を遊覧するセスナ機
           富士山とリアジェット45

                  羽田空港34R滑走路着陸体勢のB747ー400型機


                  成田空港34滑走路を離陸するB777型機(トリプルセブン)
 
                   新千歳空港19R滑走路を離陸するコンコルド

  (3)景色
   東京・大阪(伊丹)間の実際のフライトコースは行きと帰りではルートおよび高度がそれぞれ異なっているので機上
  から見る景色も違ってくる。実際に飛行機に乗れば景色は片側しか見られないが、このFSではパイロットの目で見
  ているのと同じ感覚で見ることができる。視点を変えれば360度すべて見ることができる。ライトしていると箱根の
  芦ノ湖はずいぶん標高の高いところにあるということがわかる。その昔、火山として活動していた箱根山がその活動
  を休止し、その火口に湖ができたということを習ったことを思い出したりしている。上空から見ると日本列島の地形か
  らいろいろと学びとることが多い。
  東京や横浜の景色が素晴らしい。羽田空港から離陸すると、レインボーブリッジ、東京タワー、お台場の施設や若洲
  ゴルフリンクスまではっきり見える。横浜はベイブリッジ、ランドマークタワー、ヨットの形をした建物などどれもみんな
  素晴らしい。夜景に切り替えても素晴らしい。


 (4)浮遊感
  
My Cockpitの製作が完成し、パノラマシステムでフライトした時、エンジンを全開し離陸速度に達し、操縦桿を引い
  た時機体が浮いた。と同時にフワッと身体が浮いたような錯覚を覚えた。この感覚が忘れられない。 しかし、この感
  覚は二度とやってこなかった。この感覚は最初だけで慣れてしまったら二度と味わうことができなくなってしまったの
  だ。残念!
  振動感覚や立体感覚がシステム化して近い将来に一般化する時代がくれば良いと願っている。

 
(5)バーチャルの世界
   ジャンボジェット機(B747)、トリプルセブン機(B777)、小型自家用ジェット機、セスナ機等の操縦は一般の我々に
  はできない夢のまた夢である。しかし、この夢を実現させてくれるのがフライトシミュレーター(FS)である。このFSは
  バーチャルの世界での飛行であるが、より現実に近いパイロット感覚を味わうことに醍醐味を覚えるのである。われ
  われの年代ではとうてい不可能なことがパソコンを使ってバーチャルの世界に入り込み不可能を可能にしてくれるの
  である。操縦装置や数ある計器類、無線機器類を理解してそれらを適切に操作することにより、離陸、巡航、旋回、
  降下、着陸というプロセスが確保できるのである。そしてより現実に近い操縦感覚を味わうことができるのである。